含み益の恐怖
ドル円106.60を越えると上値が重くなる印象を持っていましたが、昼頃起床すると106.52。
良い位置だと思いました。
しかもちょっとずつ上昇中。
.60を越えると売り圧が強まるでしょうし、.70越える力があるとはとても思えず、万が一越えてしまったら躊躇なくロスカット出来ます。
レンジブレイクには手は出しません。
.57まで上がって来たので.58で大量INしようと決めました。
ところが、そこから緩やかな下り坂が開始。
1分足チャートを見ると.58を一瞬つけたようです。見逃していました。
落ちていくチャートを眺めるだけの時間。溜まるイライラ。
あそこで入っていれば2万円貰えたのに。
そんな事ばかり頭に浮かびます。
そんな時、Yahoo掲示板に「ポンド騙し上げ」という書き込みを見つけました。
チャートを見るとピョンと跳ね元値に戻ったところでした。
即、買いでIN。
アクシデントが起こった後なので、チャートに変化が現れるところです。
売り買いどちらでも良いところですが、数日ポンドが強くなっている印象があったので買いで入りました。
結果は失敗。
−10pips、-5,000円。
なす術なくアッサリ落ちました。
これでまた「カチン」。
即座にポンド円25枚で売りIN。
枚数5倍でドテンです。
逆指値は10pips上の129.08。
ポンドにかかれば10pipsなんて戻しにもならない額です。
それで25,000円失うようなポジションを取るのはアホです。
入ってすぐに4pips踏み上げ、含み損1万円オーバー。
鹿児島高隅山地をウロウロしていて、電波が入らずチャートが固まる始末。
展開としては最悪です。
ただ、カチンとして取ったポジションにしては勝算は割とありました。
騙し上げがあり、強めの売り下がりがあった。
下がって、横に行っている。
このパターンは階段の形で落ちるパターンが多いです。
特にポンドの場合。
しかも節目の129.00で膠着してます。
騙し上げ直後の強めの下落なので、買い方は突破された時の恐怖で動けないと思います。
20分くらい横に行ったと思います。
そこからストンと下落。
いつもならプラスに転じれば即利確しますが、ちょっと我慢しました。
含み益が
1,000円、
3,000円、
5,000円、
7,000円、
10,000円。ここで利確。
含み益が増えていくのを見るのは本当に久しぶりでした。
含み損がそのペースで増えるのはいつもの事なので慣れてますが、含み益が増えて行くのはある意味恐怖です。
人のお金を盗っているような、
身分不相応な事をしているような、罪悪感みたいなものが湧いてきます。
今止めれば三千円お金が貰えるのに、何故見過ごして逆に2万五千円払わないといけないのか、という気持ちも湧いてきます。
それで上手く売り抜ける事もありますが、この場面では
絶対にダメです。
複雑な感情のうねりに蓋をして、とりあえずの底となる128.92で決済。
理想とする大枚スキャルピングがハマって1日気分が良かったです。
後から考えれば2段目の階段に到達しただけですし、節目を超えた訳ですから.80.60まで狙えるところでした。
実際、チャートは.28まで落ちています。
ポンドの取り損ないはしょっちゅうあります。
ロットのかけ過ぎで冷静な判断が出来てません。
ロットを減らすべきなんでしょうが、それでも私はもう少し無謀な大量ポジションを続けてみます。
23時頃、イタリア首相が辞任とかで跳ね上げ、1日分の下げを全戻し、ちょっと上まで行きました。
そこから売りをかけて失敗、更に上に行ってしまいました。
デイトレするなら昼間の下落のところでした。
ガッカリのマイナス収支です。