歴史的円安
気になる記事を見かけました。
今は歴史的円安だそうです。
インフレ率、ドルその他諸外国通貨の価格差を加味した実質実行為替レートでは、過去最安値レベルだそうです。
70円台をつけた世も末だと思った超円高時でも、実質実行為替レートではむしろ円安だったそうです。
途上国は急速に経済成長を続けています。
20年前は、たいていの国は桁違いに物価が安かったですし、それを考えると相対的に円の価値は下がってますね。
今は中国人が日本の安い不動産を買い漁る時代です。
数年前には中国人の爆買いが話題になりました。
ブランド品や電化製品を何十万円も買い漁るなんて、私には出来ません。
中国の経済成長は停滞期に入った気がしますが、東南アジアが躍進を始めているので、やはり相対的には日本の物価は下がります。
にも関わらず、円の為替レートはほとんど変わっていません。
アベノミクスや黒田バズーカによって、むしろ円安になっています。
円安でデフレなんて今の状況は、よく考えればありえません。
そう考えると、1ドル50円くらいでもいいのかもしれません。
この一週間で3円以上ドル円が下落して、トヨタは1500億円くらい損した事になりますが、1ドル70円台を乗り切った企業にとっては屁みたいなものかもしれません。
為替レートが動くとこの手の煽るような記事が出てきますが、頭の隅に置いといても良さそうです。